お知らせ
2025 / 01 / 07 18:23
コラム「社長の車を会社に売却するケース」
社長がプライベートで使用していた車を、自身が代表を務める会社が購入する場合、通常の移転登録の必要書類の他、追加の書類が必要となります。株主総会議事録がそれにあたります。
これは利益相反の問題がからんでおり、例えば社長の車を相場よりも遙かに高い価格で会社に売却するという形をとった場合、会社に不利な取引ということになってしまいます。こうした問題を防ぐため、利益相反取引には株主総会の承認を要し、承認の事実を証明するために上記のような株主総会議事録が必要となります。ただ取締役会設置会社の場合は取締役会議事録の方が必要となり、特例有限会社のようなそもそも取締役会を設置できない会社の場合はやはり株主総会議事録が必要になります。
この辺りはケースバイケースですので、申請の都度確認するのが宜しいかと思います。